期間限定で3巻まで無料だったので、
表紙がすごく気になっていた『コタローは1人暮らし』を読んでみた。
結果としては、最新刊まで全巻買うことになった。
また、まんまとマーケティング戦略に乗せられてしまった。。。。
まずこの表紙のコタローくんの絵がすごいパワーある。
ゆるいコメディかな、なんて軽い気持ちで読み出したら、
どのエピソードも泣いてばかり。
でも、泣かせに無理矢理はいってる展開というわけでもなくて
漫画全体は、とってもほのぼの暖かい雰囲気で包まれている。
コタローくんのかわいさと、やさしさと、
ちょっと変わった近所の人たちとの交流。
コメディタッチで微笑ましい。
周りの大人がみんながコタローくんを助けようと動いている。
そして本人たちもコタローくんに救われたり。
幼稚園児のコタローくんがそもそもなぜ一人暮らしを???
っていう背景が、コタローくんの行動を裏付けていて
その行動っていうのが、どれも
『自分のつらい経験を他の人にしてほしくない。』
という思いからきている。
せつない。
お父さんが家庭内暴力で犯罪者になってしまったのも
自分に力がなかったから。
自分が弱かったから。。。。
だから強い人間になってからお父さんに会いたい。
子供ってこういう考え方するのかな。
私は、子供が苦手な近所の女性、武井さんにすごく共感できる。
子供は嫌いじゃないし、みてる分にはかわいいとおもうけど、
慣れてないので、どうコミュニケーションとっていいのかわからない。
めちゃくちゃコミュニケーション薄い家庭育ちが影響してると思うけど。
自分が経験してないものは、よくわからない。
あ、でも4 歳くらいまではまだ大丈夫。
友達に子供いるのが当たり前な年になってだいぶたち、
その子供たちと交流する機会も増え、だいぶ慣れてきたけど、
でもできれば遊ぶときは、子供なしの方が助かる。
すごく緊張するし、子供側にもたぶん私の苦手意識が伝わっていて
向こうも楽しそうじゃないのわかるから。
お互い目を合わせないようにしてることさえある(笑)
年に1、2回しか会わないんだったら、
あなたの子供と友達(私)のお互いの幸せのために
できれば子供はおいてきてほしい(笑)
とはいえ、それができない状況があるというのを理解できないほど心狭くないので、
そのときは、もちろんOK。
できるかぎりの努力で、お子様とぎこちなくからませていただきます。
あー、やっぱりもっと話しかけるんだったかなぁ、
絶対つまんなそうにしてた、
悪かったなぁ、
気をつかわせたなぁ、
ってあとで一人でどっと後悔して疲れるけど(笑)
こんだけ努力したのに、好かれないし(笑)
考えすぎなのかな。
でも子供が苦手ってそういうこと。
みんないいキャラなんだけど、コタローくんのママの浮気相手だった宇田どのが好き。
もちろんコタローくんは嫌ってるんだけど、
「いつもつらそうなママを笑わせてくれたことがあったから、その分はゆずる」みたいなセリフがあって、もう漫画全体がこんなかんじなんだな。
コタローくんの考え方に、大人たちも私もはっとさせられる。
とにかく、コタローくんの今後がきになります。
絶対ハッピーエンドがいい。
アニメもあるみたいなので、みてみよ。